テントサウナとは
テントサウナとはサウナ用に作られたテントと薪ストーブで楽しむサウナのことであり、日本でも2019年ごろから色々なイベントが開催されるようになったり、テントサウナを楽しむ施設ができたりと盛り上がりを見せています。
従来のサウナに比べてテントを立ててストーブを組み立てるだけという、どこでも簡単にできる点を活かして、お寺の境内やフェスの一角等、様々な場所でイベントが行われています。
また、2020年になるとコロナの影響もあり、温浴施設のサウナに入れない中で、自分達だけのサウナを楽しめるとして、たくさんのサウナ好きの人たちが手にするようになりました。
大自然の中や庭先で、自分だけもしくは仲間たちだけでサウナを楽しむという最高の贅沢は一度知ってしまうと病みつきです。
通常のサウナはそこまで好きじゃなかったけどテントサナを知ってからサウナを好きになったという話もたくさん聞いています。
まだテントサウナを体験したことがないという人は是非一度体験してもらえればテントサウナの楽しさを感じてもらえるかと思います。
また、冬キャンプをする人からするとキャンプに使うテントやストーブとの違いはあるの?と思う方もいるかもしれないので、簡単にテントとストーブについて書かせてもらいます。
サウナ専用のテント
ジオサーマでは3層の断熱素材の生地でしっかりとストーブから発生した熱をテント内に保てるようになっております。
また、半自動のスイングドアにより、入退室をスムーズに行えるようになってます。
ファスナーもついているので、風が強い日にはチャックを締めることでしっかりと密閉することもできます。
コット等を使えばキャンプでの使用も可能なので、通常のテントとしても使えるようになっています。
サウナ専用のストーブ
テント内を高温にするために設計されたストーブは2次燃焼を伴って高温になります。
灰受けトレーを開け閉めすることで空気量を調整することもできますが、キャンプ等で使うストーブのように空気弁等のようなものはないため、低火力で長時間ずっと燃やしておくといったことは苦手です。
サウナストーンを置くタイプのストーブや、ジオサーマの様にサウナストーンが無くてもしっかりと温まりロウリュもできるものなどがあります。
サウナストーンに水をかけてロウリュをする際は、できるだけ高温のストーブに水が直接かからないようにしましょう。
ここまでテントサウナの魅力や道具の特徴について書かせてもらいましたが、薪ストーブで火を取り扱うという性質上しっかりとした安全管理や注意も必要です。
注意点
一酸化炭素
薪ストーブを使って、火を燃やしているためテント内の一酸化炭素には注意が必要です。
しっかりとしたストーブであれば煙突から外に排出されますが、万が一の時のために一酸化炭素チェッカーをテント内に入れておくと安心です。
火傷
ストーブが高温になるので謝って触れてしまうと大やけどをしてしまいます。入退室の際等に触れないように注意しましょう。また、ストーブにテントの幕が振れたり、プラスチック製のバケツを近くに置いておくと溶けてしまうので注意が必要です。
風や雨
テントサウナはあくまでもテントです。ペグとガイロープで補強したとしても、強風が吹いている時や大雨が降っている時に使うのはやめましょう。
風が強いとテント自体が飛ばされてしまったり、ストーブとテントが触れてテントが溶けてしまったり、雨が降っている場合、煙突から雨がストーブ内に入ってしまったりといったことがありえます。
安全の観点からもテントサウナは天候の安定している時に行うようにしましょう。
常設しておきたいという声もよくききますが、上記の安全上の観点からおすすめしていません。
それでも常設する場合は、天気予報等はしっかり確認して、天気が荒れる前にはしっかりと回収をするようにしましょう。