薪について
みなさんこんにちは。ジオサーマの翔平です。
テントサウナを楽しむうえで欠かせないのが薪。
木なら何でもいい・・・そんな風に思っていないでしょうか?
ちなみに自分も昔は、燃やせるサイズに切ってある木ならなんでもいい・・・そう思っていました💦
ですが実際にはそんなことはなく、 テントサウナを100%楽しむためにも適当な薪を使うのではなく、しっかりとした薪を選んであつあつのサウナを楽しんでもらえればと思います。
本日のテーマは2つです。
- 薪で一番重要な事
- 薪の種類
1.薪で一番重要なこと
まず薪において一番大事なのは、乾燥具合です。
薪が湿っていると様々な良くないことが起こります。
順番に見ていきましょう
・大きい薪が燃え始めない。
ストーブや焚き火を始める時、基本的には焚きつけ用の細い枝や枯れ葉など小さい物から大きい薪に徐々に火を育てていきます。
この時に大きい薪が湿っていると、表面は確かに燃えて火が付いたように見えるのですが、その先全体までなかなか火が燃え広がらず、途中で消えてしまったりといった事が起こります。
なかなか燃え始めない薪は相当に水分を含んでいる可能性があるので注意が必要です。
水分が多いと、切断面から水分が沸騰して湧き出てきたりもします。
・煙が大量にでる。
次に水分を含んでいると、大量の煙が発生します。
ストーブを使っていれば煙は煙突から外に排出されるので、基本的にテント内に充満することは有りませんが、それでも煙突からもくもくとずっと色のついた煙が出続けていたら水分を多く含んでおり、温度が上がり切っていない証拠です。
乾燥した薪でしっかり温度が上がることで、薪ストーブから出る煙は無色となります。(薪を新しく投入したタイミング等で白い煙がでますが、その後温度が再び上がることで無色となります。)
周りに人がいる時等はこの煙が迷惑になる場合もありますので注意しましょう。
また、この煙は水分を多く含んでいるので、煙突内にタールとして付着します。
このタールを放置しておくと、次に燃やしたときに発火して火災の原因になったりもするのでこちらも合わせて注意が必要です。
※煙の出る出ないにかかわらず、毎回煙突の掃除をするのが理想です。
・温度が上がらない。
大きい薪に燃え移ったとしても、水分が邪魔をし、炉内の温度があがりきりません。
そのためサウナ内の温度もあがりきらず、低温サウナのような状態になってしまいます。
2.薪の種類
薪の種類は多き分けて2つあります。
密度が低く、燃え始めるのは早いがすぐに燃え尽きてしまう針葉樹。
密度が高く、燃え始めるまで時間がかかるが、長時間燃える広葉樹。
針葉樹の代表的な種類はマツやスギです。
広葉樹はサクラやケヤキ、ブナなどがあります。
焚き火やストーブには長時間燃える広葉樹が適していると言われていますが、広葉樹だけだとなかなか燃え始めないため、最初は針葉樹で火付けを行い、そこから徐々に広葉樹といった形で、火を育てていくのがおすすめです。
ホームセンター等で売っている薪は針葉樹が多いですが、場所によっては広葉樹も売っています。
テントサウナを楽しむなら広葉樹の薪がおすすめですので、是非しっかりと乾燥した広葉樹でテントサウナライフをお楽しみください。